「自由はおらんだ」(Vrijheid, dat is voor mij) -「蘭学もシルタキのダンス」(7)

オランダは「光る温室」(「オランダ紀行」司馬遼太郎著より)

オランダの空港に着陸する飛行機の中で見たチューリップの温室の光景を

眼下で海がおわり、陸の灯がみえてきた。

高度をさげるにつれて、闇の陸上に、…、

黄金の千代紙をあちこちに置いたものが輝いている

と表現されています。

「光(灯)」とは「自由」

司馬さんは「オランダ紀行」において、闇(宗教的な抑圧)からの自由を求めたハイネや、闇(固定観念)からの自由を絵画で描いたゴッホを通して「自由」という「光」をオランダに感じているように思えます。

そこで歌はずばり「Vriheid(自由)」

歌詞から(一部)

自由、(それは)おれのだ

Vrijheid, dat is voor mij

堤防(※)の上で幸せを感じている

Ik ben gelukkig daar op de dijk


うわべだけの見せかけから離れて

Ver weg van alle schone schijn

自分自身でいられる

Gewoon omdat ik daar mezelf kan zijn

※オランダは低地国、紀元前から「堤防」を築き干拓によって国土を作ってきた。「堤防」はオランダ人の土台のようなものかもしれません。

Vrijheid

 歌手 : Jan Smit (Wikipedia)
 公開 : 2012年11月16日

Het Leven Danst Sirtaki (オランダ語)

 歌手 : KLUBBB3 (Wikipedia)
 公開 : 2017年2月3日

Das Leben tanzt Sirtaki (ドイツ語)

 歌手 : KLUBBB3 (Wikipedia)
 公開 : 2017年8月11日

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