好みを載せたインドネシア音楽「ダンドゥット」 - 東南アジアの音楽と言語(8)

以前「男女を結びつける魔法「Jaran Goyang」- 東南アジアの音楽と言語(4)」で取り上げたインドネシアの音楽ジャンル「ダンドゥット」について。

ちなみに「ダンドゥット」と知らずに1年前に聞いていた歌！！

記事:ホットな料理の歌インドネシア「Sambalado」とアメリカ「Jambalaya」

「ダンドゥット」という名前は、太鼓の音をジャワ語のオノマトペで「ダン(dang)」と「ンドゥット(ndut)」と表現するところから来ているらしい。

1970年代以降の「民謡歌謡ポピュラー」音楽で、インド音楽、マレー音楽、アラビア音楽から影響を受け、特にインドの影響が強かったようです。

インドネシア人に愛される食べ物に「ナシチャンプル」があります。

「好きなおかずを好きなだけ乗せたご飯」になっていますが、「ナシ(nasi)」が「ご飯」、「チャンプル(campur)」は「ごちゃ混ぜにする」という意味で、「チャンプル(campur)」は日本語の「チャンプルー」や「ちゃんぽん」の語源の可能性も考えられるそうです。

その「ナシチャンプル」のごとく、歴史上ヒンズー教やイスラム教を取り入れた関係からか？インド風やアラブ風のトッピングだったり、最近では世界中から様々なトッピングを仕入れて「ナシチャンプル」風に「ダンドゥット」を作り上げているのかもしれません。

歌は、「Kiroro」の「未来へ」のカバーで「Sayang」！！

「Sayang」の意味は「love/darling/sweetheart」

2017年インドネシアのMVで2番目に多い再生回数だったようです。

歌手の「Via Vallen」は、先週土曜日(18日)の夜ジャカルタで行われたアジア大会(Asian Games)の開会式で大会公式ソングを歌っていました。

Sayang

次は、ユーロビート？のカバー？

「Cita Citata」の「Goyang Dumang」

参考:インドネシアの歌: Goyang Dumang - さぁ、一緒に踊りましょう！

Goyang Dumang

「ダンドゥット」の始まりのころに取り入れたのが「Bollywood」の歌。

次の歌は、1959の映画「Anari」の「Tera Jana」のカバーを、2013年に再カバー？

Terajana

インドネシアの略歴

(参考:インドネシアの歴史-Wikipedia)