浄土和讃と妙好人の「ひかり」

浄土和讃

「讃阿弥陀仏偈和讃」より「光明・ひかり」の文句

法身の光輪 きはもなく
智慧の光明 はかりなし
解脱の光輪 きはもなし

清浄光明 ならびなし
仏光照曜 最第一
道光明朗 超絶せり
仏光測量 なきゆゑに
光明月日に 勝過して
遇斯光の ゆゑなれば
ひかりのいたる ところには
光明てらして たえざれば
因光成仏の ひかりをば
慈光世界を 照曜し
光耀たがひに かがやけり
光明てらして ほがらかに
仏身もひかりも ひとしくて
ひかりを十方に はなちてぞ

光暁かぶらぬ ものはなし
光触かぶる ものはみな
光沢かぶらぬ ものぞなき
ひとたび光照 かぶるもの
慈光はるかに かぶらしめ

清浄光仏と まうすなり
智慧光仏と なづけたり
不断光仏と なづけたり
難思光仏と なづけたり
無称光仏と なづけたり
超日月光と なづけたり

南無不可思議 光仏

木村無相

闇は光を知らざれど
光は闇にいりたもふ
そのみ光のみ仏を
ナムアミダブツと呼びまつる

みひかりの
ただ中にして
流転かな

●光へ往かん
ナンマンダブツは
光が呼ぶ声
み名称えつつ
み名に聞きつつ
呼ばるるままに
光へ往かん
”呼び声が
ちからなりけり
旅の空
雨ふらば降れ
風ふかば吹け”
ナンマンダブツ
ナンマンダブツ

才市

お慈悲も光明もみな一つ
才市もあみだもみな一つ
なむあみだぶつ

三河のお園

アー、暗い処にこそ光が御入用であったかな。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

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