歌はクロアチアの「Kad mi dođeš ti」
クロアチアでは俳句が親しまれていることを、先週のTV番組「世界ふしぎ発見」で初めて知った。
1961年から1963年に日本に留学経験のあるクロアチアの数学博士「ヴラディミル・デヴィデ」が、俳句の魅力をクロアチアに伝え、俳句によってクロアチア語の美しさが際立ったり、戦乱で受けた心の傷を癒すために俳句が役だったりしたそうです。
そこで歌詞の中から、詩的で五七五になっているフレーズをピックアップ!!
詩に感傷が必要なように、僕には君が必要
trebam te kao pjesnik - svoju bol
字数 | 五 | 七 | 五 |
歌詞 | trebam te | kao pjesnik | - svoju bol |
読み | とればん て | かお ぴえすにく | すぼゆ ぼる |
意味 | 僕には君が必要 | 詩のように | 感傷 |
Kad mi dođeš ti
歌手 | Oliver Dragojević |
発売 | 2000年 |
人気チェロリストのデュオ「2Cellos」の一人「Hauser」とのコラボ演奏!!
演奏 | 2014年スプリト |
歌詞翻訳サイト | LyricsTranslate |
俳句だと季語や語数の制限が厳しい印象を受けますが、クロアチア語(外国語)のHAIKU(俳句)は世界で最も文字数の短い詩という捉え方になっていて、そこに俳句とHAIKUの違いが現れるのかもしれません。
文字数が少ないという切り口で考えると、これまでに聞いてきたクロアチア語の歌とドイツ語・イタリア語・スペイン語の歌を比べてみると、目立ってクロアチア語の歌は文字数が少ない。(リピートは除いて)
「Kad mi dođeš ti」の歌詞も短い。
少ない文字数で想いを表現することを好むという意味で、クロアチアの人たちは俳句の表現方法に近い感覚を持っているのかも?!
今度はタイトルの入ったサビの部分ですが、
君が来れば、僕に笑顔が戻る
kad mi dođeš ti i osmjeh vratiš mi
一旦文法は置いておいて、語順を変えて五七五調にしてみると、
字数 | 五 | 七 | 五 |
歌詞 | i osmjeh | kad mi dođeš ti | vratiš mi |
読み | い おすみぃえ | かど み どじぇす てぃ | ぶらてぃしゅ み |
意味 | だから笑顔は | 君が来れば | 僕に戻る |
参考
(Wikipedia)