「Dheevara」(One with Perseverance) - インド系文字と音楽(11)

インド系文字が使われている南アジアや東南アジアの音楽と文字について調べてみたい。

今回はテルグ語の映画「Baahubali: The Beginning」から「Dheevara」

Wikipediaによると「Dheevara」は「One with Perseverance」

(Perseverance:忍耐力,粘り強さ,根気,不屈)

ラテン文字 Dheevara
テルグ文字 ధీవరా

子音+母音記号

Dheevara
ధీవరా
ధీ రా
dh ī va r ā

歌詞が

なななななな、ゆば、ゆば、ゆば、ゆば、ゆばゆばな、

ほなな、ほんなな、ほんなな…

で始まり歌詞の多くがサンスクリット語で書かれていて、インドの伝統的な詩の形式「シュローカ」も使われているそうです。

(シュローカ:8音節(1句)×4句->32音節)

なななななな、ゆば、ゆば、ゆば、ゆば、ゆばゆばな、

ほなな、ほんなな、ほんなな…

も「シュローカ」だろうか?

その「シュローカ」の形式の歌で、古代インド語のパーリ語で書かれた南伝仏教の歌(偈)「七仏通誡偈」は漢文の歌として日本人にも伝わっています。

「七仏通誡偈」

パーリ語 漢文 意味
Sabba pāpassa akaranam 諸悪莫作 一切の罪を犯さぬこと
サッバ パーパッサ アカラナン しょあくまくさ
kusalassa upasampadā 衆善奉行 善に至ること
クサラッサ ウパサンパダー しゅうぜんぶぎょう
Sacitta pariyodapanam 自浄其意 心を浄化すること
サチッタ パリヨーダパナン じじょうごい
etam buddhāna sāsanam 是諸仏教 これがブッダたちの教えである
エータン ブッダーナ サーサナン ぜしょぶつきょう

(参考-Wikipedia : シュローカ / 七仏通誡偈)

Dhivara

歌手 Ramya Behara, Deepu
映画 Baahubali: The Beginning Wikipedia
公開 2015年10月6日

歌詞翻訳サイト
telugusongmeaning.com
Dheevara Song Lyrics meaning - Google Groups


文字・言語・国

文字 言語 国・地域 使用人数
ビルマ文字
(Burmese alphabet)
ビルマ語 ミャンマー 約4,200万人
シンハラ文字
(Sinhalese alphabet)
シンハラ語 スリランカ 約1,500万人
ベンガル文字
(Bengali alphabet)
ベンガル語 バングラデシュ・(インド)西ベンガル州 約2億2,000万人
アッサム語 (インド北東部)アッサム州 約2,000万
テルグ文字
(Telugu script)
テルグ語 (インド南東部)アーンドラ・プラデーシュ州、テランガーナ州 約8,000万人
タミル文字
(Tamil script)
タミル語 (インド南部)タミル・ナードゥ州、スリランカ、シンガポール 約7,400万人

(参考)
Google翻訳
Wikipeida:ブラーフミー系文字
Wikipedia:テルグ文字/Telugu script