北欧の強い女子選手と「ハイタブのガールズ」- ゲルマンの歌と言葉(23)

昨日、たまたまテレビで日本対ノルウェーの女子サッカーの試合を見ましたが、日本が魅力的なサッカーをしていました。

意表を突いた個人技、相手の裏を取るパスワークなどなど…

分かり易く誇張して表現すると、まるで"くノ一忍法"サッカー?!

以前、男子の愛称サムライブルーでは、武士道の精神が、カトリックに最適化した「戦術・マリーシア・メシア」サッカーに対して不利になるから、"忍者"の方がいいじゃないか、と書いたことがありますが、女子は”忍法”を目指すのか?!

みんなの「いいね!」がルールを決める?!- ゲルマンの歌と言葉(17)
ドイツもサッカーはカトリックで、W杯優勝はほぼカトリック - ゲルマンの歌と言葉(16)

一方ノルウェー代表は、圧巻のパワーとスピードで、何度もチャンスを作っていました。

それもそのはず、ノルウェーはワールドカップで優勝1回、準優勝1回、4位2回の成績を上げている強豪のようです。(FIFA女子ワールドカップ)

あれ?、まさか?、女子サッカーは、男子と違ってカトリックに最適化した「戦術・マリーシア・メシア」ではないのかもしれない。

強い国と言えば、別格のアメリカ。また北欧スウェーデンも強いらしい。

気になったのが、北欧の女子が強いと言う事。

その北欧は、カトリック(キリスト教)から離れた社会になっているようです。

Godを信じる人の割合(Eurobarometer survey 2010)

割合
スウェーデン 18%
ノルウェー 22%
デンマーク 28%

宗教が人生で"重要ではない"と考える割合(Gallup poll 2007–2008)

割合
スウェーデン 83%
ノルウェー 78%
デンマーク 80%

(Religion in Europe)

歴史的にも800年-1050年に、北欧でヴァイキングが活動した背景として

歴史家のRudolf SimekとBruno Dumézilはヴァイキングによる攻撃は同社会におけるキリスト教の広まりに対する反撃ではないかと位置付けている
(ヴァイキング-Wikipedia)

という説もあるようで、元々カトリックの教えに馴染まないものがあったのかもしれません。

そして歌は「Mädchen von Haithabu」

意味は「ハイタブのガールズ」

ハイタブはヴァイキングの重要な交易都市で、現在はドイツ最北端の街。

10世紀末のハイタブ(ヘーゼビュー)の生活について(旅行者の記録から)

シュレヴグ(ヘーゼビュー)は世界の大洋のはずれにある大きな町である… 少数派ではあるが教会を持つキリスト教徒を除き、そこの住人はシリウスを信仰している…

離婚する権利があるのは女性である

(ハイタブ(ヘーゼビュー)-Wikipedia)

シリウスを信仰し、女性が強かったのかもしれない。

ミュージックビデオの町並みは、ヴァイキング時代なのだろうか?女性もたくましく描かれています。

Mädchen von Haithabu

歌手 Santiano
公開 2018年10月5日

歌詞翻訳サイト LyricsTranslate