メキシコ「Thalía」&キューバ「El Micha」の「Ay Amor (2018)」
2018年というのが気になりますが、とりあえず歌詞から
失恋の悲しみに
子供のように泣いている
Estoy llorando como un niño
感情を抑えられない
que hago con los sentimientos
それでも
笑って、生きてゆく
Voy a reír, voy a vivir
あなた無しの人生を続ける
Seguiré viviendo esta vida sin ti
Ay Amor (2018)
歌手 | Thalía & El Micha |
公開 | 2018年11月9日 |
歌詞翻訳サイト | LyricsTranslate |
歌詞翻訳サイトでは「Ay Amor (2018)」と (2018)が付いていた。既に「Ay Amor」という歌があったから区別するために付けたのでしょう。
「Ay Amor(2009年)」と繋がりがあるのかと思ったが、タイトルが同じだけのようです。歌詞は「別の人が現れ、心変わりして、ごめんなさい」という内容。
そこで2018年の「Ay Amor」の動画コメントを見てみると
"Rosalinda"を思い出す
"Rosalinda 2.0"だ |
など、「Rosalinda」を思い出す人たちで一杯でした。
そこで「Rosalinda」を聞くと、なるほど似ている。「Rosalinda」は「Thalía」が主役を務めた1999年放映のテレノベラ(テレビ小説)で、2000年までに世界180か国以上で20億人が見た超人気番組だったそうです。(参考:Rosalinda (TV series)Rosalinda (TV series))
Ay Amor (Primera Fila) | Rosalinda |
---|---|
発売:2009年 | 発売:1999年 |
LyricsTranslate | LyricsTranslate |
テレビドラマ「Rosalinda」の壮絶な内容は(WikipediaのPlotから)
「Rosalinda」は、玉の輿で上流階級のピアニスト「Fernando José」と結婚。
しかし、離婚を企てる義母が、「Rosalinda」の母親を殺人犯にでっち上げ 「Rosalinda」は心を病み、精神病院へ、さらに精神病院が火災にあい、 記憶を失いながら逃げるが、盗人に取り込まれ、盗人の道へ。 ある日盗みに入った家の男「Alex」に諭されて更生。 タレント・エージェントの「Alex」は「Rosalinda」を歌手デビューさせる。 「Alex」と「Rosalinda」は恋仲に、「Fernando José」は「Rosalinda」のいとこと再婚。 ある晩「Alex」と「Rosalinda」は、「Fernando José」のコンサートへ。 最初の曲が、「Rosalinda」と「Fernando José」の出会いの曲。 「Rosalinda」に忘れていた記憶が溢れ、気が動転して外へ出たところで車にぶつかる。 病院に運ばれた「Rosalinda」に、かつての自分の記憶がよみがえり… |
「Ay Amor」の2018年バージョンの所以のひとつに、キューバのレゲトン歌手「El Micha」とのコラボがあるでしょうか。レゲトンの時代ですから。
その「El Micha」が歌う歌詞から
時間が経っても、一緒に暮らしていたことを物語する
Aunque pase el tiempo lo recontaré Lo que vivimos juntos
忘れない
no lo olvidaré
傷つくことから逃げない
Míra que sufrir
泣くことと向き合う
Mira que lloré
しかし、今度は、その時とは違うだろう
Pero no va a ser así esta vez
テレビドラマ「Rosalinda」では記憶を失っていましたが、今回は「…忘れない」?
「…今度は、その時とは違うだろう」の「その時」とはテレビドラマ「Rosalinda」?
サビにあるフレーズの意味が分からなかったので調べてみた。
Él que a hierro mata a hierro muere
聖書由来の慣用句のようです。
the one who live by the sword, die by the sword
剣を使う者は、自分もまた剣で殺されるのです。
El que a hierro mata, a hierro muere | WordReference Forums
別の聖書(ガラテヤ人への手紙6-7)の表現では
As you sow, so shall you reap.
蒔いたように刈り取るべし
As you sow, so shall you reap.の意味・使い方 - 英和辞典 Weblio辞書
仏教的に言えば
自分で蒔いた種
自業自得
身から出た錆
のような感じかもしれません。