"心の宝物"、ハワイの歌「Lei Hala」- 南島の歌と言葉(5)

ハワイの歌「Lei Hala」

レイを掛けられると自分がハワイ人であることを思い出し、

ハラのレイを掛けられると

Lei ʻia e ka lei hala

いつも思い出す
Hoʻohaliʻa mau a mau

私の「lāhui (国、民族、血統)」

… kaʻu lāhui ē

ハワイ人であることの喜びが溢れる

教えてもらったことに感謝
Mahalo nō nā mea i aʻo ʻia

心の宝物になっている
Pūlama ʻia i ka puʻuwai

Lei Hala

歌手 Josh Tatofi
発売 2016年

「ラー(lā)」と「アオ(ao)」について

歌詞の中に「ao」という言葉が出てきます。「世界、地球」という意味ですが、太陽に関する意味もあります。ハワイ語には太陽関連の言葉に「ラー(lā)」もあるようです。

単語意味
ラー(lā)「sun」や「day」
アオ(ao)「daylight」や「day」

「太陽(光)」と「ラー」と「ア~」で

いつも?思い出すのが

古代エジプトの太陽神「ラー」と「アメン」

古代エジプトでは「ラー」や「アメン」などいくつかの太陽神がいて、途中から「ラー」と「アメン」は習合し「ラー・アメン」となり、他にも「ラー」と「アテン」で「アテン・ラー」があるようです。

太陽神表記、読み方
アメンアメン(Amen)、アモン(Ammon)、アムン(Amun)
アテンアテン(Aten)、アトン(Aten)

日本語で気になるのは「明け/ake」でしょうか。

ハワイ語と同じ「東ポリネシア諸語」であるマオリ語の「ao(アオ)」は「daytime/日中」という意味。

日本語の「青(ao)」が、その「daytime/日中」の「ao(アオ)」と語源が同じだったらロマンを感じますね。

ハワイ語「ao」に戻って別の意味である、「ao」い「地球(世界)」

さすがに古代のハワイ人は「地球はaoかった」を知らなかったと思うけど…


参考

(歌詞・歌情報)

(辞書サイト)

(Wiktionary)

(Wikipedia)