セネガルがシャンソンをカバー - アフリカの音楽と言語(55)

2018年のロシアW杯でフランス代表が優勝しました!!

記事「審判か?AIか?クロアチア「愛を燃やせ」」で日本サッカー強化の方策として

1.審判からAIへ

を考えました。

ということで、まずフランスの歌「愛の讃歌」

愛の讃歌/Hymne à l'amour

歌手 Edith Piaf
発売 1950年

歌詞翻訳サイト LyricsTranslate

今回の日本代表のアドバンテージ強化策は

2.アフリカの経済発展

優勝したフランス代表メンバーのほとんどがアフリカからの移民系!!

選手 ルーツ
GK ウーゴ・ロリス
スティーヴ・マンダンダ コンゴ民主共和国出身
アルフォンス・アレオラ フィリピン系
DF プレスネル・キンペンベ コンゴ民主共和国にルーツ
ジブリル・シディベ 両親はマリ共和国の出身
ベンジャマン・パヴァール
バンジャマン・メンディ セネガルとの2重国籍
サミュエル・ユムティティ カメルーンとの2重国籍
ラファエル・ヴァラン 海外県マルティニークにルーツ
リュカ・エルナンデス スペイン系
アディル・ラミ モロッコとの2重国籍
MF スティーヴン・エンゾンジ コンゴ民主共和国との2重国籍
ブレーズ・マテュイディ 父はアンゴラ、母はコンゴ民主共和国出身
コランタン・トリッソ
ポール・ポグバ ギニアとの2重国籍
エンゴロ・カンテ マリとの2重国籍
FW アントワーヌ・グリーズマン ドイツ系
ウスマン・デンベレ モーリタニアとの2重国籍
オリヴィエ・ジルー
ナビル・フェキル アルジェリアとの2重国籍
フロリアン・トヴァン
キリアン・エムバペ カメルーンとの2重国籍
トマ・レマル 海外県グアドループの出身

(参考:サッカーフランス代表 - Wikipedia)

2世、3世選手もいるかもしれませんが、おそらくフランスの人口におけるアフリカ移民比率に比べても、代表選手の構成はアフリカが非常に高くなっていると思われます。

両親 片親 両親 出生数
フランス生まれ 海外生まれ 海外生まれ
2000 77.6% 13.1% 9.29% 774,782
2010 72.7% 16.1% 11.2% 802,224
2014 70.75% 15.13% 14.12% 818,565

(参考:Demographics of France#Births by country of birth of the parents)

ワールドカップではアフリカ系選手がフランス代表をカバーしましたが、

2曲目はセネガル人歌手がシャンソン「恋の病/La maladie d'amour」をカバー!!

歌手の「NDER」は西アフリカの伝統的な吟遊詩人「グリオ」の家系で、音楽のジャンルは同じくグリオ家系出身のユッスー・ンドゥールで有名な西洋とセネガルの融合ダンス・ミュージック「ンバラ」のようです。

恋の病/Maladie d'Amour

歌手 NDER
公開 2014年10月5日


オリジナル

歌手 Michel Sardou
発売 1973年

歌詞翻訳サイト LyricsTranslate
歌情報 朝倉ノニーの<歌物語> | 恋の病La maladie d'amour

移民が欧州のサッカーを強くしていて、日本代表には不利で対策が必要だと仮定します。

(もちろん選手育成が成功しているという理由もあると思いますが)

移民する背景はなんといっても経済のはず。アフリカが豊かになり移民する必要がなくなったらどうでしょう?!世界的にHappyだし、日本代表も欧州に対して相対的に地力が上がるかもしれません。

アフリカもだいぶ発展し始めているようなことも聞きます。オールジャパン、いや世界中でアフリカの発展を手伝う、これが2番目の強化策?!

3曲目は、セネガル人歌手の歌を最初聞いたときにオリジナルだと勘違いした「シェリーに口づけ」

今回考えた強化策も勘違い?

シェリーに口づけ

歌手 ミッシェル・ポルナレフ
発売 1969年9月

歌詞翻訳サイト LyricsTranslate
歌(Wikipedia) シェリーに口づけ

(参考)

フランス代表のアフリカ系の選手たちのルーツ国ではフランス語が公用語になっていました。

(Wikipedia - フランス語を公用語としている国の一覧)

国名 人口
1  フランス 63,213,894
2  コンゴ民主共和国 60,764,490
6  カメルーン 16,322,000
9  セネガル 11,706,498
10  マリ 11,415,261
13  ギニア 9,452,670
21  コンゴ共和国 3,602,269

アフリカの携帯電話契約数

契約数(百万) 割合
2017 759 77.8%

参照データ元:国際電気通信連合(ITU: International Telecommunication Union)のStatistics