エチオピアとエリトリアの戦争状態の終結合意 - アフリカの音楽と言語(54)

今回はエチオピア＆エリトリア

最近「Abiy Ahmed」に捧げるエチオピアの歌が、立て続けにYouTubeにアップされていた。

しかも、以前聞いたことのある歌手「Abush Zeleke」や「Bisrat Surafel」の歌もあったので、「Abiy Ahmed」は誰なのか調べてみたら、エチオピアのアビィ首相でした。

アビィ首相は2018年4月2日に就任したばかり。7月9日には隣国エリトリアのイサイアス大統領と戦争状態の終結合意。両国の発展に向けた共同宣言に署名をしたようです。

歌はそのアビィ首相に捧げているようです。

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エチオピアとエリトリアの関係

エチオピア・エリトリア国境紛糾地帯

紛糾した国境地帯(緑青色)
By Skilla1st [CC BY-SA 3.0 ], via Wikimedia Commons

民族・言語・宗教

ティグリニャ人が両国に居住しているようです。

(参考:エリトリア/Eritrea/Tigrayans/Tigre people)

エチオピアとエリトリアはともに報道の自由が無い国ランキングの上位のようです。

(参考:検閲国家ワースト10のリスト,ジャーナリスト保護委員会2015年4月10日発表)

世界報道自由度ランキング

(参考:Wikipedia)

7月9日に行われたエチオピアとエリトリアの戦争終結合意は、アメリカと北朝鮮の動向に影響されたのだろうか？

エリトリアのスローガンは「アフリカのシンガポール」らしいのですが、現実は「アフリカの北朝鮮」と批判されることも多く、毎月5000人近くが国外脱出していて、かつての宗主国イタリアを目指す人が多いようです。

(参考:エリトリア-Wikipedia)

エチオピアの報道の自由は厳しい割に、YouTubeへの歌動画の投稿はひっきりなしにできているようです。対してエリトリアの歌動画も散見します。ただ海外のエリトリア人が投稿しているのではないだろうか。

今回のエリトリアの歌はエチオピアの演歌に似た感じです。

Wedi Shuqey

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