鳴門市では6月1日が「第九の日」

1918年6月1日に鳴門市の板東俘虜収容所でドイツ兵によってベートーヴェンの「第九」交響曲がアジアで初めて全曲演奏されました。鳴門市では6月1日を「第九の日」と定め6月の第一日曜日に演奏会を開催。

鳴門「第九」を歌う会 - スケジュール」より

第36回ベートーヴェン第九交響曲演奏会 H29.6.4(日) 鳴門市文化会館

サントリー地域文化賞 徳島県鳴門市『鳴門「第九」を歌う会』 1分50秒


鳴門の「第九」100周年前にドイツで里帰り公演

鳴門市公式ウェブサイト なると第九」より以下略歴

2018年 「第九」アジア初演100周年
2013年12月 アジア初演「なると第九」ブランド化プロジェクトを開始
2008年 第3回「第九里帰り公演」(中国・青島市)
鳴門市・リューネブルク市・青島市の三都市合同
2003年 第2回「第九里帰り公演」(ドイツ・ブラウンシュヴァイク市の大聖堂)この年に亡くなられた高橋春枝さんに全員で黙祷
2001年 第1回「第九里帰り公演」(ドイツ・リューネブルク市の市立劇場)
鳴門市「第九」を歌う会(67人)
全日本「第九を歌う会」連合会(25人)
リューネブルク市合唱団(20人)
1993年 鳴門市ドイツ館(新館)建設。「ドイチェス・フェストinなると」開催
1989年 全日本「第九を歌う会」連合会結成
1982年 鳴門「第九を歌う会」活動開始
1974年4月 鳴門市とドイツ・リューネブルク市との間で姉妹都市盟約
1972年 鳴門市ドイツ館(旧館)建設
1964年 高橋春枝さんにドイツ功労勲章が授与
1963年 慰霊碑の前で慰霊祭を開催
1960年10月 ドイツ兵慰霊碑の墓守活動がメディアに取り上げられ、ドイツ大使と神戸総領事が感激。鳴門とドイツの交流が復活。元捕虜からの手紙や、ドイツからの感謝の募金や寄せ書きが多くよせられる。
第2次大戦後 高橋春枝さん、ドイツ兵慰霊碑の墓守活動(夫の敏治さん・地域の協力)
1918年6月1日 板東俘虜収容所にて、ヘルマン・ハンゼン指揮の徳島オーケストラと合唱団が「第九」をアジアで初めて全曲演奏
1917年 板東俘虜収容所に、約1,000人の敵国ドイツ兵捕虜がやってくる。
松江所長の人道的共感や「お接待」を重んずる風習もあり、地元民は「ドイツさん」と親しく接するようになる。(音楽、演劇、新聞発行、スポーツ、野菜栽培、酪農、地域住民との交流など)
1824年 交響曲第九番 合唱