インドネシアのシティPOP「Satu-Satunya」
意味は「Only One」
歌詞のサビから
1人で十分
Sudah cukup satu
君だけ
Hanya kamu
君だけ
Hanya kamu
君だけが"Only One"
Hanya kamulah satu-satunya
POPグループ「HIVI!(Haivai)」の歌は今回で2曲目。
前回は、ほんのり「山下達郎&竹内まりや」?風なシティPOPでした。
Satu-Satunya
歌手 | HIVI!(Haivai) |
公開 | 2018年11月14日 |
背景にある青いリングが気になったけど、何を意味しているのだろう?
上記の歌詞から
十分(enough) | 十分(enough) | 1人(one) |
Sudah | cukup | satu |
「sudah」は、インドのサンスクリット語「शुद्ध(śuddha)」が語源ということで、インド的に「リング/円」を解釈すれば「法(ダルマ)輪」や「輪廻」が思い浮かぶ。
「ダルマ」は「維持する」を意味するインドヨーロッパ祖語「*dʰer-」から発展し、インドの宗教で重要な概念となり、多種多様な意味合いで使われているらしいですが、根本に
(宇宙・世界・社会・人などの)秩序・調和を維持するもの
という考え方があるように思える。
ちなみに「शुद्ध(śuddha)」は、「pure/純粋な」「true/正しい」 という意味。
ダルマには「秩序・調和を維持するために適した行為(=正しい行為)」も含まれているようです。
もう一つの十分という言葉「cukup」の語源は、漢字の「足够」
「足够」の普通話や各方言の読み方は
方言 | 発音 |
普通話 | zúgòu |
広東語 | zuk1 gau3 |
客家語 | chiuk-la |
閩南語 | chiok-kàu |
ためしに日本語の呉音(5-6c頃の南京付近の発音)で読んでみると、インドネシア語(cukup)と結構似ている。
呉音 | su-ku |
(Wikipedia)
(Wiktionary)