「蘭学もシルタキのダンス」(1)

日本人のオランダ語学習は江戸時代が全盛?!

有名な杉田玄白の『蘭学事始』(1815年)には

オランダ語を翻訳するときの方法として

用例から推測していたそうです。

今と違って情報がほとんどありませんから

それくらいしか方法がなかったかもしれません。

しかし「推測」方法も面白そうです。

「KLUBBB3」の「Das Leben tanzt Sirtaki」(ドイツ語)ですが

メンバーのひとり「Jan Smit」がオランダの人気歌手ということで

オランダ語バージョンもありました。

ドイツ語バージョンは以前調べていますので、

蘭学の先人、杉田玄白らが苦心した「推測」方法に敬意も込めて

チャレンジしてみよう!!


シルタキのステップについて歌詞から

「右に一歩、左に一歩、前に一歩、後ろに一歩」

オランダ語 Een keer links dan naar rechts en naar voor en terug
ドイツ語 Einmal links einmal rechts einmal vor und zurück
英語 once left once right once back and forth

「それが人生のコース」

オランダ語 ドイツ語
De wereld op z'n kop so ist der Lauf der Welt
The world upside down それが人生のコース

「人生はシルタキのダンス」

オランダ語 Het leven danst sirtaki
ドイツ語 das Leben tanzt Sirtaki

この部分はドイツ語バージョンを理解していれば「推測」が結構役立ちます。

ただ「De wereld op z'n kop」(The world upside down)は

「人生が上がったり下がったり」なのか?

「世界(価値観)がひっくり返る」ことなのか?

いづれにしてもドイツ語バージョンとは違っていそうです。


蘭学も推測して

「右に一歩、左に一歩、前に一歩、後ろに一歩」

「蘭学もシルタキのダンス」

かな…?!


(ドイツ語バージョンの関連記事)

Het Leven Danst Sirtaki (オランダ語)

 歌手 : KLUBBB3 (Wikipedia)
 公開 : 2017年2月3日

Das Leben tanzt Sirtaki (ドイツ語)

 歌手 : KLUBBB3 (Wikipedia)
 公開 : 2017年8月11日