「やまと」と「風の谷の人たち」- 日本の歌と言葉(5)

「やま」について考えてみた。

「や」は「谷(ヤ)」のことだとすれば、「谷(ヤ)」と「谷(ヤ)」の「あいだ(間)」には何がある?それを「やま」と呼んだ??

「谷(ヤ)」は、渋谷、日比谷、四谷など関東以北に残っていて、鎌倉では「谷戸(ヤト)」「谷津(ヤツ)」などの言葉もあるようです。

・やと:山と山との谷間の形状

・やつ:谷間の名前に使う

そこで「やまと」につなげてみると、

「と」を「戸」にすると「家」の意味もあり、「やまと」は「山に暮らすの人たち」となる。

現在、様々な仮説があるようです。

(参考)
谷 - はまれぽ.com
戸-Wikipedia
大和:語源-Wikipedia

歌は「細川たかし - 津軽山唄」

谷に落ちる?おやじギャグと、山にも登る「パワー民謡」

津軽山唄

歌手 細川たかし
公開 2017年5月19日

万葉集から「やまと」が入った歌

海原(うなはら)の 沖辺(おきへ)に灯(とも)し 漁(いざ)る火は

明かして灯(とも)せ 大和(やまと)島見む

[原文]
宇奈波良能 於伎敝尓等毛之 伊射流火波 安可之弖登母世 夜麻登思麻見無

参考
万葉集/第十五巻 - Wikisource

「はやと」と呼ばれる人たちが、昔九州の南部にいました。

この「はやと」の語源にも諸説あるようですが、

上記「やまと」と対応させてみると

「は」を「南風、南」と考え

「や」は「谷」

「と」は「人」

とすると、

「(南)風の谷の人たち」

になって、なかなかロマンを感じるわけですが、全くの独説です。

※「はい,はえ」は「南風、南」という意味もあって、地名では長崎佐世保の「南風崎(はえのさき)」などに残っているようです。

(参考)
隼人-Wikipedia
「人の語源」を探る - 日本語の起源

風の谷のナウシカ (Kaze no Tani no Nausicaä)

歌手 Ghibli Jazz
公開 2014年12月28日