インドネシアと日本の「心はすぐそばに」- 東南アジアの音楽と言語(12)

今回の歌はインドネシアの「Dekat di Hati」

意味は「心はすぐそばに」

インドネシア語バージョンは2014年に公開。

日本語バージョンは2018年7月27日に公開されています。

細かい点が若干違うようですが、

たとえば

インドネシア語 日本語
di pagi hari(朝に) 午前7時

内容はそのまま。

日本語バージョンは、日本人が歌っていると思うほど、クセやナマリが聞こえない。外国人が日本語を話すとき自国語の発音のクセが出ますが(歌の場合は出ない?)、ボーカル(RayiまたはNino)が語学の天才か、それもとインドネシア語の発音の仕方が日本語に近いのだろうか?

タイトル「Dekat(近い) di Hati(心)」に合わせて「Dekat(近い) di 発音」?

Dekat di Hati

歌手 RAN
公開 2014年11月22日

歌詞翻訳サイト LyricsTranslate

心はすぐそばに (Dekat Di Hati)

歌手 RAN
公開 2018年7月27日

インドネシア語の歌詞から

これまに調べたことのある単語

[人称代名詞]
aku/ku
kau
kita 私たち(の)
[その他]

hanya : only

hati : love/heart

(参考)インドネシアの歌「Egois/エゴイスティック」- 東南アジアの音楽と言語(11)

sama : same

(参考)「マレーシアはできる!/Malaysia Boleh!」- 東南アジアの音楽と言語(6)

mata : eye

(参考)「あ」が太陽かも?という想像?!- 日本の歌と言葉(2)

サビを"逐語訳"してみました。(は接続詞)

「di」は前置詞で意味は「in/at/on」

Aku di sini dan kau di sana

私はここ そして 君はそこ(向こう)

Hanya berjumpa via suara

ただ 会っていること via 声 (via:オランダ語だとすれば「~を使って」)

Namun ku s'lalu menunggu saat kita akan berjumpa

しかし 私は いつも 待っている 時を 私たちが (だろう) 出会う

Meski kau kini jauh di sana

たとへ~でも あなたは 今 遠い そこ

Kita memandang langit yang sama

私たちは 見ている 空 一つの 同じ

Jauh di mata namun dekat di hati

遠い 目 しかし 近い 心

※「via」はオランダ統治時代の借用語の可能性を考慮。