みんなの「いいね！」がルールを決める？！- ゲルマンの歌と言葉(17)

サッカー日本代表の強化策「攻撃有利なルール運用」について、ロシアワールドカップの統計をもとに考えてみた。

ファールに対する罰則(ペナルティー)を厳しくすると、1試合当たりのファール数が少なければ、相対的に有利になると考えられます。

日本は1試合当たりのファール数が2番目に少ない。

ファールが少ないだけでなく「被ファール数ーファール数」の数値の方が影響するはず。この「被ファール数ーファール数」が大きければ相手への罰則(ペナルティー)の方が多いので優位。

このランクは7位でした。

日本は「ファールの少ない」ランクでは強豪国と肩を並べています。

他は優勝経験国ばかり(サウジアラビアとポルトガルは除いて)。

したがって、ファールに対する罰則(ペナルティー)を厳しくすることによって、優勝経験国以外の国に対して優位になれる可能性も考えられ、ベスト8、ベスト4にも現実味が帯びてくるかもしれません。

さらにアジア予選を考えれば、AI判定による誤審等の消滅と罰則(ペナルティー)の厳格化は、ファールが少ない日本にとっては、アドバンテージを広げるチャンスです。

「プレーの激しさ」はサッカーの「面白さ」の重要な要素なので、課題は「ペナルティーの程度」と「プレーの激しさ」の兼ね合いです。

これまではルールを運用する人たちのさじ加減でしたが、これからは観客・視聴者の「高・低評価」や「いいね！」によって決められていったら劇的に変わりそう！！

そこで歌はイングランドの「Everybody Wants To Rule The World」

意訳すれば「みんな世界のルールを決めて運用者になりたい」

Everybody Wants To Rule The World

従来のサッカーは、カトリックに最適化したルール運用だったのではないか？と前回の記事で考えてみました。

日本代表の愛称は「サムライブルー」です。

サムライ精神、武士道の基本理念とは

「義・勇・仁・礼・誠・名誉・忠義」

だそうです。

(参考:武士道精神は仏教・神道・儒教のハイブリッド - 武士道ってこういうもの)

この項目を、あえて無理やりに、サッカー理念にしてみると、

フェアプレー(義)を、勇気をもって貫き、相手への思いやり(仁)とリスペクト(礼)も欠かさず、ウソ偽り(審判を欺くマリーシアなど)は使わず(誠)、これらの行いに誇り(名誉)をもって、フェアプレイに忠実に(忠義)！！

日本代表が「サムライブルー」を掲げる限り、「戦術とマリーシアとメシア」のカトリック的サッカーには向いていないかも？？？

向いていなくて、これだけの成績だとすれば、逆に画期的か？

他人の土俵で勝つ！！という壮大な精神は心地よいですが…

「サムライブルー」ではなく「忍者ジャパン」にすれば、少しは柔軟に対抗できそう？？？

しかし、「サムライブルー」に「VAR判定(未来はAI判定)」という味方が登場してくれたので期待も膨らみます。

きらきら武士

全参加国のデータ

参考
2018 FIFA World Cup Russia™ - FIFA.com